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						8月11日(木)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、ラオカイ省教育訓練局との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「ザーフ第5号小学校改築計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
 (1) 供与金額
 63,873 米ドル
 (2) 要請元
 ラオカイ省教育訓練局
 
 2.案件内容
 (1)ザーフ第5号小学校があるザーフ村は、ベトナムと中国との国境があるベトナム北部ラオカイ省バオタン郡にある人口約14,403人(全世帯数約3,672世帯)の比較的規模の大きな村であり、殆どの村民は少数民族であり、米作や植林に依存している。同村にある39集落のうち、11集落が貧困集落と認められ、ベトナム政府の貧困削減プログラムの対象になっている。
 
 (2)ザーフ第5号小学校の現在の校舎は木造の仮校舎であり、雨風があるときは非常に寒くなるとともに、照明も十分ではないので日中でも教室の中が非常に暗く、児童の安全や健康上の懸念が高まっていた。
 
 (3)このような事情に鑑み、今回、ラオカイ省教育訓練局は、生徒児童が安全な環境の下で授業を受けることが出来るように、新校舎(5教室)の改築を計画しており、日本政府としては、新校舎建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
 
 3. 署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とチュオン・キム・ミン(Mr.Truong Kim 
						Minh)ラオカイ省教育訓練局長が贈与契約書に署名を行った。
 
 4.署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトによって、ザーフ村の初等教育が大きく改善されること、また、日本とベトナムの間の友情と相互理解が深まることを期待します」と述べた。
 
 
     
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